
バイク用語集
バイクに関するお役立ち基本用語、専門用語をまとめました。
意外と知らないバイクの専門用語を基礎からわかりやすく徹底解説します。
出展元:(株)インターファーム
あ行
- アイシング
- 低温によりキャブレター内で発生する着氷現象のこと。一部車種では温水を回して冬季のアイシングを防止しているものもある。
- アイドリング
- 信号待ち等、スロットルを閉じている状態でエンジンが回転している状態のこと。
- アイドルラフネス
- 車輌静止状態でエンジンのアイドリング時に発生する振動の大きさのこと。
- 圧縮比
- エンジンが吸い込んだ混合気を大気圧と比較してどれほど小さく圧縮してから燃焼させるかの比率で、何分の一に圧縮しているかを表す。
一般的な4ストロークエンジンでは9〜12程度。
- アフターファイヤー
- エキゾーストパイプやサイレンサー内で未燃焼ガスが再発火する現象で排気管終端から炎が出る事もある。点火プラグ不良、バルブ機構不調、キャブレターセッティングなど原因はたくさんあるが、混合気が薄い状態の場合や、高回転時に急激にアクセルを閉じるとなりやすい。(=アフターバーン)尚、バックファイアと言うのは誤りである。
- アフターマーケット
- バイクを購入した後にバイクのマフラーやハンドルなどのパーツを別途購入するなど、バイクを購入してからの次の市場のことを意味する。バイク保険、カスタムパーツ、車検などの市場。
- アメリカン
- ハーレーに代表されるように、幅広く高いハンドル、低いシート高、ティアドロップのタンクがスタイル上の特徴。
特にアメリカンと呼ばれるのは、ハーレーを意識した日本製バイクで、日本人用に乗りやすく設計しなおした車体寸法(ハーレーよりは結果的に小柄)になっている。
- 息付き
- 加速途中に見られる一時的な出力低下のことで「もたつき」とは別のもの。アクセルをあけ加速が始まり、ある時間が経過してから起こる出力低下のこと。
アクセルを開けて加速を続けている途中で瞬間的にアクセルを戻しているかの様な挙動になる。
- イタリアンバイク
- イタリア製バイクのことだが、そのイメージはイタリアのもつ派手でセンスのいい色づかいと、美しくいかにもコーナーリングの楽しそうなスタイリングをもったバイクである。
30年程前まで日本より栄えていたイタリアのバイクメーカーと、今でも盛んなモーターサイクルスポーツをたたえるニュアンスが多分に含まれているが、同時に壊れやすいイメージも付き纏う。
アメリカンと違って、イタリアで作られたものだけを指す。
モトグッツィ、ドゥカティ、ラベルダ、ビモータ、カジバなど。
- インジェクション
- 電子燃料噴射装置、フューエルインジェクションのこと。FIと略される事も多々ある。
キャブレターの代わりに採用され始めた次世代のガソリン供給装置で、四輪では古くから採用されていたが、オートバイはここ数年急速に採用されてきた。
インジェクションはエンジン回転数、アクセル開度、水温、吸気圧、変速機、排気温度、外気温などの情報を各センサーで集めてそのときの最適なガソリン量を吐出するようコンピュータ制御されているのでキャブレターに比べ燃費、出力、安定性が優れている。
最近のバイクはアクセル開度の加速度も計算している。
- インテークチャンバー
- ピストンが下降することによって混合気が吸われ、圧縮行程、燃焼行程、排気行程では吸入負圧は下がる。その場合の気流の乱れを緩和するために、キャブレターとシリンダー間のマニホールドに別の部屋を作り混合気をいったんその部屋に入れて流れをスムーズにする装置のこと。
キャブレターとエアクリーナー間にあるものはエアボックスやインダクションボックスと呼ばれ、インテークチャンバーとは役割が異なる。
- インライン
- シリンダーが並列に配置されたエンジンのことで一般的にインライン4(フォー)などと呼ばれる。(インライン4とは並列4気筒エンジンのこと) 並列2気等エンジンはインライン2とも言えるが、一般的にはパラレルツインと呼ばれる。
- ウィンドスクリーン
- カウル上部に付いている透明部分のこと、一般的にスクリーンと呼ばれる。
- ウィーブ
- ウォブルと同様の振れであるが、振動数のやや遅い1〜3Hzの物をウィーブと呼ぶ事がある。
区別しない場合もある。
- ウォブル
- 高速走行時の車体の振れのことで、振動数は3〜4Hz(回/秒)程度。フロントに振れが集まり、ステアリングが激しく振られる事もあるが、リアが発生源でリアからグラングラーンと振れだすこともある。
高速コーナーでややスロットルを絞り気味の時振れ出すバイクもあるが、中高速コーナーの立ち上がりで、リアタイヤの滑りや食い付きとグリップが周期的に変化するような感じで振れることもある。
アライメント、サスペンション、重量バランス、タイヤやそれらのマッチングなどあらゆる要素が原因になるが、フレームの横曲げ剛性不足によりタイヤのスリップアングルが周期的に変化することによる場合が多い。力学的にみると、遠心力に対してタイヤのグリップ力が共振状態にあり、バランスが崩れている状態。= ウォブリング
- ウォーターフェード
- ブレーキパッド、ディスク、ドラムが水に濡れて効きが悪くなること。または水冷エンジンの冷却液に気泡が生じて冷却効果が悪くなる状態。
- エアクリーナー
- エンジンが吸入する空気の浄化をするフィルター。車種により湿式、乾式、ウレタンフォーム(モルトプレーン)、金属網などエンジン特性にあわせていろいろな方法がある。=エアエレメント
- エキゾースト・パイプ
- 排気管。ポートから集合部までのフロントパイプ、中央までのセンターパイプ、後部のテールパイプなどがある。略してエキパイともいう。(=エグゾーストパイプ)
- エンジンノック
- エンジン性能の要求に対してオクタン価の低いガソリンを使用した際にシリンダー内にて異常燃焼を起こし、高周波のガス振動でシリンダー壁をたたくこと。(=ノッキング)
- エンスト
- エンジンが止まってしまうこと。「エンジン・ストップ」とよく誤解されてしまうが、本当は「エンジン・ストール」が語源。
- エンジン性能曲線
- そのエンジンの全負荷の状態(アクセル全開)のトルク、馬力、1時間当たりの燃料消費率を回転数に対して示してある図。馬力のグラフのピークのところが最大馬力で、とがった山の様な場合はピーキーなエンジン特性、なだらかな高原状態のようなカーブ曲線の場合は使いやすいエンジン特性と言われる。
- エンデューロバイク
- 耐久と言う意味からできたenduroは、モトクロスのような、山林、海岸などのコースを走行するオフロードレース。それ専用に耐久性をもたせたモトクロスマシンで、エンジン馬力を少しだけ落として使いやすくし、夕闇と、公道の一部を走れるようにヘッドライトをつけたバイク。ライトを外せば、まるでモトクロスマシンとしか見えないスタイル、寸法をしている。ライトは装備しているものの、一般的に公道走行不可能な車両を指す事が多い。
- オイル
- 潤滑、冷却、弾衝、密封、洗浄、防サビ効果などがありエンジン、サスペンション、ブレーキ等オートバイのさまざまな箇所に使われている。また、その使用目的に合う添加剤などが配合されている。
- オイル上がり
- ピストンリングとシリンダー壁の間からエンジンオイルが燃焼室に混入すること。ピストンリングの磨耗、シリンダーのキズ、カーボンのたい積などがオイル上がりの代表的な原因だが、オイルの定期的な交換を怠るのが一番の原因といわれる。発生すると排気に青白い煙が混じるようになる。
- オイル下がり
- バルブとバルブガイドの隙間からエンジンオイルが燃焼室に混入すること。インレット、アウトレットバルブのどちらも可能性があるがインレットの方が吸入負圧がかかるのでオイルを吸い込みやすい。ステムシール劣化、バルブガイドやバルブステムの磨耗などが主な原因といわれる。発生すると排気に青白い煙が混じるようになる。エンジンの吸入負圧でオイルをシリンダー内に吸い込むので、アクセルを閉じたとき(エンジンブレーキ中)の方が煙が出やすい。
- オイルセパレーター
- オイル分離器(槽)のこと。ブローバイガスの中にはたくさんのオイルミストが含まれている。このオイルを回収するためにシリンダーヘッドやサイドカバー内に迷路状の部屋を作り、ブローバイガスがこの部屋を通過するときにオイルの粒を壁に付着させ再びオイルに混ぜる装置のこと。迷路状になっているのでラビリンスと呼ばれる事もある。
- オーバーヒート
- 水冷エンジンの水温で言うと80〜90℃がエンジンの適温とされているが、過酷な使用や冷却機構トラブルでこの温度を超えること。ファンスイッチ、水量不足、ラジエターキャップ不良が特に多い原因。空冷エンジンの場合は渋滞等でエンジン周辺の空気の流れが悪くなる事でも発生し様々な弊害をエンジンにもたらす。
- オーバーレブ
- 一般的にはエンジンの許容回転数を超えてエンジン回転を上げることを指すが、正確には最高出力回転数を超えてエンジンの回転を上げること。=オーバーラン
- オフロードバイク
- 本来は道から外れることのOFFの意味であるが、舗装以外の路面を走りやすいように作られたバイクの総称。一般に舗装路面でのグリップのよさよりも柔らかい、あるいは滑りやすい土の上、砂利、砂の上を走りやすいように、土に突き刺さるような消しゴム大の凸型ゴムが突き出しているタイヤを用いる。
また路面の悪さがバイクを揺さぶるような力を与えるので、それを押さえつける為の幅広いハンドルと、路面のショックを吸収する為の大きなストロークを持ったサスペンションが用いられる。
- オンロードバイク
- 舗装路を走ることをテーマに作られたバイクの総称。コーナーリング時のグリップを重視して設定されたタイヤは、オフロード用より接地面積が広くなっている。
昔からあるバイクは軍用以外はほとんどオンロードタイプになる。アメリカン、チョッパー、ロードスポーツ、ビジネス、あるいはロードレーサーなどで、いかにも砂利道や山道を走りにくそうなバイクは、いずれもオンロードタイプといえる。